看守が目の前で心臓発作に その一部始終を見た囚人たちがとっさに「脱獄」した真意とは・・・?
世の中にはいろいろな世界があります。
自分の知らない世界には人間は偏見を持ってしまいがちです。
どこかから流れてきた信憑性のない情報に踊らされることもよくあります。
その世界の本質を知ることは難しい為、人々は自分が偏見を持っていることを変えようともしないことがほとんどです。
今回取り上げたのは刑務所の中にいる囚人の話です。
囚人と聞くで偏見を持ってしまっていませんか?
もちろん彼らは公平な裁判や警察の捜査の下に裁かれているためれっきとした犯罪者であり
法を犯した点で悪いイメージを持たれることは仕方のないことです。
しかしそんな囚人の起こした今回の騒動を知った後、あなたの彼らに対する目は変化することでしょう。
今年の6月23日、アメリカのテキサス州の保安官事務所で見張り中の看守が
突然意識を失って倒れました。
するとそれを見た囚人たちは一目散に牢の扉に向かい、
力づくで扉をこじ開けました。
牢獄から解き放たれた囚人たちは一斉に中から出て来ました。
最悪の事態が一瞬にして頭をよぎります。
しかしこの直後に囚人たちのとった行動は驚きのものでした・・・!
なんと彼らは看守を銃殺するわけでも、そこから鍵を略奪して逃走するわけでもなく
自分たちのことなど考えず大声で助けを呼んだのでした!
無情なものですが助けに来た職員は、一度囚人たちを牢獄の中に戻し
取り急いで応急処置を施し、病院へと搬送しました。
対応しに来た職員が応急処置をしている間も
囚人たちは牢屋の中から心配そうに見つめていたといいます。
この一件は囚人たちの迅速な対応にも助けられて看守さんは一命を取り留め
程なくして現職に復帰できるレベルにまで快復してきているそうです。
囚人たちは一歩間違えていたら自分たちが脱獄と誤解されていたかもしれない状況。
その場合最悪その場で射殺される可能性だってなかったとは言い切れません。
しかし囚人たちの行動は犯罪を犯した人のものとは思えないほどの勇敢な行動でした。
罪を犯したことは消えない過去として残ります。
それはひがいに遭われた方がいる以上当然償わなければならないことです。
でも今回の行動は一人の人間として立派な行動でした。
過去にどんな罪を犯したかは知る由もありませんが、
これからしっかりと更生して犯罪を起こした過去を塗り替えるぐらい
立派な未来を作ってほしいと願うばかりです。