ブラジルで教師をしているアリーン・マーティンさんはリオデジャネイロ近辺で犬の散歩をしていました。すると、ゴミ袋が落ちているのが目に入ります。袋が少し揺れているようにも見えましたが、そよ風の仕業だと気にも止めずに通り過ぎようとしたそうです。するとその袋の中から何かの鳴き声が聞こえてきました。
アリーンさんが結び目をほどくと、驚くことに中から生きている子猫が見つかったのです。
子猫はずぶぬれで、衛生状態も最悪でした。アリーンさんは猫を落ち着かせると、すぐに家に連れて帰ってケアを施します。
まずシャワーで汚れをしっかり洗い流してあげます。そして、急きょ作ったベッドの上に寝かせました。
まだ警戒している様子が見て取れますね。一度かた結びされた袋の中に閉じ込められてしまった子猫。人間への恐怖が消えないのでしょう。
しかし、アリーンさんが世話を続けると、子猫はだんだんと懐いてきたようです。
アリーンさんはその猫の名前を「ダビ」と名付けて世話を続けます。
世話を始めて数日が過ぎたころに撮影された写真がこちらです。