エマの状態は精神的に不安定だったそうで、
心の拠り所が早急に必要だったそうです。
そうであったから一刻も早く新たな飼い主の元へと送り出してあげたかったと
保護団体の職員は口を揃えて言っていたそうです。
ミシェルさんは前の飼い主に敬意を払うとともに
「エマの生き残った日」をエマの新たな誕生日とすることにしました。
「(飼い主だった方に)信頼してほしい。エマのことを聞いて泣かずにはいられませんでした」
と語るように、前の飼い主同様にエマの事を考えているミシェルさん。
飼い主との訣別は残念でなりませんが、素敵な里親に拾ってもらえてエマも喜んでいることでしょう。
エマは次第にミシェルさん一家に馴染んでいき、
耳が聞こえない状態であるはずなのに名前を呼ばれると
尻尾をふりふりするなどとっても可愛らしいリアクションを見せたそうです。
「一目見たときから運命を感じた」
とミシェルさんが後に語っているように、エマとミシェルさん一家とは運命の赤い糸で結ばれていたのかもしれません。
涙抜きでは語ることの出来ないこのエピソード。
皆さんももう一度大切な人のことに気を巡らせてみてはいかがですか?