イジメにより身体の一部を奪われた少女 「私は、この世界からいじめをなくしたいと思っています。」1人の少女が始めたことに考えさせられる
長い間学校教育の最大の課題と言われてきたイジメの問題。
それは最近に始まったことではなく遥か昔の時代から無くならない問題として依然残っています。
今回ご紹介するのはアメリカで起きたイジメ。
そのショッキングな内容には目を瞑りたくなりますが深く考えさせられます。
ショッキングなイジメが起こってしまったのはアメリカテキサス州。
イジメの被害に遭っていたのはハナ・コムスさん。
コムスさんは美しい長い髪を持った少女でした。
その髪は彼女にとって身体の中の唯一自慢できるパーツだったそうです。
しかし彼女は昨年の9月14日、大好きだった自分の髪の毛を失いました。
当時14歳だった彼女にとって、このことはとてつもない精神的ダメージを与えました。
ただでさえ思春期で自分の容姿に関してはナイーブな時期なのに
その時期にアピールポイントでもあった髪の毛を失った彼女の事を考えると不憫でなりません。
髪の毛を失った原因は勿論イジメによるものでした。
普段通りに学校を終えたコムスさん。
いつものように下校をしているとそこに男の子が近づいてきました。
そしてコムスさんが何をしたわけでもないのに後ろから突然強力瞬間接着剤をかけられてしまったのです。
化学物質と反応した頭部は痛みと共に強い熱を持ちコムスさんを苦しめました。
すぐに学校の保健室に駆け込んだコムスさん。
先生がすぐに応急処置を施し、家族に連絡を入れました。
緊急性を要する危険な状態であった為、コムスさんは救急救命室へと搬送されました。
頭部は化学物質によって炎症を起こし相当の熱を持っていました。
それにより傷を負ってしまった患部は髪の毛を剃らなくてはいけないと診断されてしまいました。
自身のアイデンティティと言っても過言ではない髪の毛を剃るという事実に
彼女は悲しみに打ちひしがれました。
そんな彼女を救ってくれたのは意外な人物でした・・・
それは美容師のニックさんという女性でした。
コムスさんの話を聞きいてもたってもいられなくなったニックさんは
コムスさんに対して次のように伝えたそうです。
「あなたの髪の毛を、無償でアレンジさせてください!
こんなの、あまりにもひどすぎます…」
これにより彼女は剃った髪の毛が目立たないようにコムスさんをヘアアレンジしてくれたそうです。
同じ女性として美しく生きていってもらうために可愛らしいアレンジを施してくれました。
ひとまずコムスさんの髪の毛のことは何とかなったと思っていたコムスさんの父親。
しかし衝撃的な報せが彼の耳に舞い込んできました。
イジメの加害者に対して学校側は何のお咎めもなかったそうなんです。
これには激怒し学校側に誠意ある対応を求めたそうですがそれでも
加害者に下された処分は数日間の謹慎のみだったそうです。
「一刻も早くこんな状況を改善しないと・・・」
そんな思いからコムスさんはFacebookでイジメを完全に撲滅するための活動を始めたのでした。
私は、この世界からいじめをなくしたいと思っています。
そして、被害者を助けるため多くの人に立ち上がってほしい。確かに、私はただの10代の子ども。
でも、いじめにあったことでたくさんの経験をしてきました。
良いことと悪いこと…それらを区別することができます。相談に乗ることもできるし、なんらかの形でいじめ被害者を助けたいと強く思っています。
たとえいじめ撲滅に時間がかかるとしても、私たちはあきらめません!
いじめが原因で苦しむ被害者の為なんとか力になってあげたいという想いが伝わってきます。
皆さんもこの記事を一人で多くの人にシェアしてあげて下さい。
被害者にしかわからない辛さを軽減してあげられるかもしれません。