「お父様は、認知症です。」
父はそれから口数も次第に少なくなっていきました。
《父の介護に追われる毎日に》
身体を拭いたり、いろんなところへ徘徊するお父さんを止めにいったり、危険な場所に近付かせないようにしたり…。毎日毎日、お父さんのために私と娘は頑張って父と暮らしていました。
時には気持ちがこみ上げてしまい、泣いてしまったこともあります。いま思えば、ちょっぴり疲れていたのかもしれません。
そんなある日、トイレをしたお父さんのお尻を拭いていた時のことでした。突然、父は久しぶりに言葉を発したのです。
ごめん。
昔から「ごめん」が口癖だった父は、認知症が進行しても口癖は忘れていなかったのです。
その言葉を聞いた途端、こみあげてくるものがありました。
(謝らなくたっていい、やっとお父さんに恩返しできるんだもん…)
《天国にいった父》
それから、父は天国へと旅立っていきました。私と娘の中には、ずっと、ずっと優しい父がいます。
私も、お父さんみたいな「愛の人」になる。だって、お父さんの愛から生まれて育った子なんだから。
ありがとう。
今はもう、直接伝えることはできないけど、父にそう伝えたいです。
楽しいこともだけではなく、つらいこともたくさんあった。でも、彼女にとってはすべてが大切な思い出です。
手紙の全文は、以下のウェブサイトで読むことができます。女性の伝えたい感謝の言葉は、きっと天国のお父さんに届いていることでしょう。
原因そのI実際にあなたの記事のような事実を定期的に作成してください。どうもありがとう!