「靴を噛まれたから」たったそれだけの理由で両足を切断された犬 それでも人間に笑顔を見せる姿に涙する・・
写真に写っている犬の名前は「コーラ」。
ある日コーラは突然両足を切断されてしまいました。
切断されてしまった理由は「落ちていた靴を噛んだ」からというものでした。
たったこれだけの理由でコーラは自由に歩き回ることができなくなってしまいました。
その衝撃的なニュースに関して紹介していきます。
タイの動物保護団体「Soi Dog Foundation」にある日、一本の電話が鳴りました。
そしてその後、一匹の犬が搬送されてきました。
その犬の姿を見た医療スタッフたちは絶句しました。
もちろんこの搬送された来た犬が前述の「コーラ」でした。
コーラは搬送された段階ではかろうじて左の前足がつながってはいましたが、
右の前足に関しては見るも無残な姿になっていました。
コーラはなぜ足を切断されてしまったのでしょうか?
おばあさんに飼われていたコーラはとても落ち着きのない性格でした。
生後八か月ということもありまだ体力が有り余っている時期でもありました。
そんなコーラはあるとき隣の家に入り込んでしまい、そこにたまたま落ちていた靴を発見。
盛りな時期だったコーラは当然そこにあった靴を噛みまくりました。
するとそこにあった靴はボロボロになってしまいました。
そのことに対してひどく怒った隣人男性は弁償するといったおばあさんの言葉を聞き入れず
その日の夜におばあさんの家に侵入すると刃物でコーラの前足を切断したのでした。
そしてこう付け加えました。
「誰かに、このことを言ってみろ!お前が飼っている他の2匹を殺してやる!」
こんな内容のことを言って脅してきたのです。
おばあさんは泣く泣く「Soi Dog Foundation」にこのことを相談したのでした。
この件に関してはSDFがいろいろと対応をしてくれたようで、この後警察に通報が行きました。
何とか医療チームの努力も手伝って命だけは取り留めたコーラ。
今は体調が回復したこともあって義足を装着しています。
そしてその後義足を使いこなすことができるようになったコーラは以前のように歩き回ることができるようになりました。
つらい経験がまるで嘘であったかのような笑顔で人々と接するコーラに周囲は驚きを隠せませんでした。
諸事情でコーラを引き取ることができなくなったおばあさんに代わって新たな家族が迎え入れました。
新しい家族になった女性は以前いに両足を切断した過去を持つ人間でした。
彼女はコーラのことに関して以下のようにコメントしました。
「私が彼のケージを開けた時、嬉しそうに尻尾を振りました。コーラは、本当に強く優しい犬です。
あんなに残酷な目に遭ったにも関わらず、私たち人間を好いてくれるだなんて…」
なんて立派な犬なのでしょう。
せめてこれからの生涯でたくさんの愛情を注がれて過ごしていってほしいと心から願うばかりです。