【白杖で音を出しながら歩く女性・・】
ある駅での出来事です。視覚障害のある女性が点字ブロックの上を白杖をで音を出しながら歩いていました。
すると年配の一人の男性がその女性に対し、
「うるさい!」
と怒鳴りました。
突然男性に怒鳴られた女性は体を震わせ「すみません」と謝り、点字ブロックを杖でなでるように歩いて行ったそうです。
街中で白杖を持って歩いている方をあなたも見たことがあると思います。
しかし、目が不自由な方が白杖を使って音を出している理由については知らない方が多いのではないでしょうか?
その理由について次のページでご紹介したいと思います。
随分前のことですが、出張先の札幌大通りの外れのホテルから一人で歩いていたら、前を白杖をついた男性が歩いていらっしゃいました。
お節介かな・・とは思いましたが、勇気を出して「ご案内しましょうか?」
と、お声掛けすると、「お願いします」と言って下さいましたので、
近くの『地下鉄西11丁目駅』までご案内しました。
その時に、その方の視力は(お気の毒ですが)回復する見込みがないのに、
市役所に提出する色々な書類は、毎年作成しなければならない事、
点字ブロックの上に乗り捨ててある自転車が目の不自由な方たちの
歩行の大きな妨げになること。
など、短い時間の中で伺ったことは今でも覚えています。
たまたま、今、この記事を読ませていただきましたが、杖をたたく意味を
知っていようがいまいが、そのような暴言を吐く人間がいること自体が
残念でなりません。
もっと弱い立場の人にやさしく出来ないものかなあと思いました。
自分も、偉そうなことを書きましたが、それ以来、目の不自由な方の道案内
はしたことがありません。
これからは、親切の出し惜しみ(これも偉そうな表現ですね・反省!)をしないように心掛けたいです。
健常者は、障害を持っている方に対して他人事だと思うことが、そもそも間違い。
自分や、周りの中にもし一人も居なくても、その人達の立場に立って思いやる事は出来るはず、要は想像力の欠如と、自分だけ良ければ良いと言う、昨今の風潮に問題があると思う。子供達に、弱者を思い遣る心を一人一人の親がしていれば、必ず世の中は変わると思う。
自分を含め、心に強く刻みたいと思います。
フェイスブックなどにコメントやいいね!を下さった皆様、ありがとうございます。
私たちの日々の暮らしはそんな方々の優しさに支えられています。
ただ歩くだけの事に毎日ドキドキしながら過ごしていますが、世の中にはいろいろな人がいて悲しい思いをすることも日常です。
ただ、こうやって関心を持って下さる皆様から元気や勇気をいただく事もたくさんあります。
私自身も人に対して思いやりのある人間でありたいと、改めて感じました。
本当にありがとうございました。
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