【拡散希望】目の不自由な方が白杖を叩きながら歩くその理由とは・・ あなたは知っていますか?

【音を出す理由】

こちらは朝日新聞に掲載されていたコラムを紹介したツイートです。

駅の点字ブロックの上を白杖で音を出しながら歩いていた視覚障害を持つ女性に対し、年配の男性が「うるさい!」と怒鳴りつけました。

実は彼女が音を出していたのは周囲に自分の存在を知らせるための行動でした。
駅という多くの人が行き来する場所で視覚障害のある自分が存在していることを知らせて歩くのは彼女にとって普通のことだったのです。
しかし、周りや自分の安全を思っての行動であったのに女性は怒鳴られてしまいました。

【周知の輪を広げよう!】
このコラムを投稿した男性障害者リハビリ施設で働く奥さんがいなければこの事実を知ってはいなかったかもしれません。

怒鳴った男性も酷いかもしれませんが、この事実が世の中で知られていないことに問題があるのではないでしょうか?

世の中には様々なルールやマナーが常識として存在しています。
たとえ育った環境や地域が違ったとしても、皆そのルールやマナーを守ることで社会の規範が保たれています。

今回の白杖で音を立てることに関してはあまり周知されていないのが現状だと思います。
もしこの事実をみんな知っていたならば、年配の男性は怒鳴ることはなかったでしょう。

コラムに投稿した男性もポスターやパンフレット、CMなどで紹介していくことで世間に白杖で音を立てる意味を広げていくことができるはずだと主張しています。
多くの人々がこの事実を知ることにより、白杖を持って歩く人々にとって生活しやすい社会になるはずです。

障害や病気を抱えた人たちが安心して生活できるように、今回の件以外にも様々なことに対する周知の輪が広まることを願います。

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  • 随分前のことですが、出張先の札幌大通りの外れのホテルから一人で歩いていたら、前を白杖をついた男性が歩いていらっしゃいました。
    お節介かな・・とは思いましたが、勇気を出して「ご案内しましょうか?」
    と、お声掛けすると、「お願いします」と言って下さいましたので、
    近くの『地下鉄西11丁目駅』までご案内しました。
    その時に、その方の視力は(お気の毒ですが)回復する見込みがないのに、
    市役所に提出する色々な書類は、毎年作成しなければならない事、
    点字ブロックの上に乗り捨ててある自転車が目の不自由な方たちの
    歩行の大きな妨げになること。
    など、短い時間の中で伺ったことは今でも覚えています。
    たまたま、今、この記事を読ませていただきましたが、杖をたたく意味を
    知っていようがいまいが、そのような暴言を吐く人間がいること自体が
    残念でなりません。
    もっと弱い立場の人にやさしく出来ないものかなあと思いました。
    自分も、偉そうなことを書きましたが、それ以来、目の不自由な方の道案内
    はしたことがありません。
    これからは、親切の出し惜しみ(これも偉そうな表現ですね・反省!)をしないように心掛けたいです。

  • 健常者は、障害を持っている方に対して他人事だと思うことが、そもそも間違い。
    自分や、周りの中にもし一人も居なくても、その人達の立場に立って思いやる事は出来るはず、要は想像力の欠如と、自分だけ良ければ良いと言う、昨今の風潮に問題があると思う。子供達に、弱者を思い遣る心を一人一人の親がしていれば、必ず世の中は変わると思う。
    自分を含め、心に強く刻みたいと思います。

  • フェイスブックなどにコメントやいいね!を下さった皆様、ありがとうございます。
    私たちの日々の暮らしはそんな方々の優しさに支えられています。
    ただ歩くだけの事に毎日ドキドキしながら過ごしていますが、世の中にはいろいろな人がいて悲しい思いをすることも日常です。
    ただ、こうやって関心を持って下さる皆様から元気や勇気をいただく事もたくさんあります。
    私自身も人に対して思いやりのある人間でありたいと、改めて感じました。
    本当にありがとうございました。

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