250㎞のサバイバルレースに乱入した子犬 必死に食らいついたランナーとの間に芽生えた絆に感動!!

中国にゴビ砂漠という大きな砂漠があるのをご存知でしょうか?
それは世界で4番目に大きいほどの広大な砂漠であり、日本に関係あるところでいうと
春先に中国から飛来する黄砂がこのゴビ砂漠からのものと言われています。

そんなゴビ砂漠で6日間を費やしておよそ250㎞を走破するという非常に過酷なレースが行われました。
そんな過酷なレースに一匹の子犬が乱入したことが今話題になっています。

このレースは砂漠で行われるだけあって犬が乱入すること自体はさほど珍しいことではないそうで、
よく見られる光景なんだとか。
しかし過酷な環境とハイペースの走行についてくることができないことがほとんどで途中でいなくなってしまう
ことが多いそうなんです。

しかし今回乱入して話題を呼んだ犬はある一人のランナーと一緒に並走して行き続けたのでした。
そうしている内に大会関係者の間で人気を博すようになっていきました。

大会の2日目から並走を始めるようになったこの犬。
一緒に並走していたのはスコットランドから参加していたディオン・レオナルド選手。
ディオンさんも当然この犬が自分のペースに付いて来れるわけがないと思い
はじめは気にかけていない様子だったそうです。
ところがその小さな体でディオンさんのハイペースに必死に食らいついてきました。

そして2日目が終わってテントで休憩をしようとディオンさんが休もうとしたところ
その犬は何食わぬ顔でディオンさんのテントに侵入してきました。
まるでペットと飼い主の関係性であるかのように微笑ましい姿で眠る様子をご覧ください!

次第に絆を深めていったディオンさんと一匹の犬。
この日ディオンさんはこの犬と一緒にこのレースを完走することを決意しました。
そしてこの犬に「ゴビ」という名前を与えたのでした。

そして次の日、ディオンさんとゴビは42㎞という長い距離をともに完走しきったのでした。
レース途中で大きな川が流れている部分があった際には先についていたディオンさんが
ゴビを待ってあげるシーンがありました。
そしてそのまま抱きかかえて一緒に川を渡ったのでした。
しかしそれによりレース順位を1位から3位に下げる結果となってしまいました。
このことに関しては

「正直に言うとゴビを待って運んでいるヒマはなかったんだけどね。絶対に見捨ててなんか行けないよ」

「後悔はなかった」とも付け加えたディオンさん。
よほどこの期間を並走したり、一緒に過ごしたことで絆が深まったのでしょう。

そして最終日約250㎞というとてつもない道のりを2人は走破したのでした。
ディオンさんの最終順位はそれでも2位ととても素晴らしい成績を残しました。

そしてレース終了後ゴビをスコットランドに連れていき一緒に生活をすることを決めました。
費用面などで様々な問題があり即刻連れて帰ることは叶いませんでしたが、
現在はクラウドファンディングで寄付を募っているそうです。

離れていても心は1つ。
そんな2人が一緒に生活できるそんな日が早く来ることを願っています!

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