「せめて目が見える内に」 視力を失いつつある娘の為に母親がしたことに涙が止まらない・・・

アメリカのアリゾナ州にキャリーちゃんという難病を抱えた女の子が住んでいました。
彼女は家族性滲出性硝子体網膜症という病気であることが2歳の時に発覚し、
この病気は日を追うごとに視力が低下していくという恐ろしい病気でした。

キャリーちゃんの母親であるカトリーナさんは愛する娘のために幾度かのレーザー手術を受けさせました。
しかしいずれも効果はなく、そればかりか視力は低下する一方でした。
途方に暮れていたキャリーちゃんとカトリーナさん。
そんな2人にさらに追い打ちをかけるような出来事がありました。

ある日医者から言われた言葉は

「このままだと、網膜剥離を起こし失明する可能性も十分にあり得ます」

失明という単語は必死になってキャリーちゃんの治療に励んできたカトリーナさんにとって
最も聞きたくない単語だったことでしょう。
どうしよう・・・
そんな不安が心の中に広がっていきました。

そこでカトリーナさんは友人に視力を失った人がいるので相談をすることにしてみました。
すると友人から「バケット・リスト」なるものを作ることを勧められたのでした。
「バケット・リスト」とは死ぬまでにやっておきたいことリストの意味で、
今回のケースでいえばキャリーちゃんが光を失う前にやっておきたいことリストを作ってみれば?といったアドバイスでした。

それを聞いた瞬間これだ!と言わんばかりにバケット・リストを作ることを決意したカトリーナさん。
そこには愛娘に対する愛情がたっぷりと含まれていました。
「目の見えている今のうちに素敵な光景をたくさん見せてあげたい」そんな想いが彼女を突き動かしました。

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  • 私も同じ病気です。何度も読もうとしているのですが途中で涙で文字が滲んで読めなくなります。ですから、未だに前部は読んでいません。ごめんなさい。 現在64歳ですが、子供の頃から視力が弱いけど、担任の先生にも理解されなくて近視扱いにされて落ち込むことしばしばでした。その当時は病名さえ無くて、大学病院に行くとやたら写真を撮られたりしてモルモット扱いで、医者への信頼感を無くしたくらいです。 50歳近くなり急に目がほとんど見えなくなりました。 カミさんに打ち明けると近所に評判の良い眼科が有るとのことで受診しました。 その眼科医がたまたまこの病気に詳しくていろいろ教えていただきました。現在は転居して眼科医も変わりましたが、真摯に向き合ってくださる医師なので、心強いです。家族性滲出性硝子体網膜症は父からの遺伝だと確信しております。なぜなら、ちちは片目を網膜はく離で失明していました。ただ。。。残念ながら、既に他界しており確認は取れません。 ところで、私には二人の息子がおりますが、ひとりだけ遺伝していました。30歳になっても未だに症状は出ていませんが、キャリーちゃんを思うカトリーナさんの心情がひしひしと伝わってきます。未だに全文を読むことが出来ずにこんなコメントを書くなんて失礼かと思いつつ、同じような苦しみや喜びを抱いていらっしゃるご家族に感動してタイピングしてしまいました。キャリーちゃんカトリーナさんに幸有らん事を願いつつ・・・・

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