「せめて目が見える内に」 視力を失いつつある娘の為に母親がしたことに涙が止まらない・・・
アメリカのアリゾナ州にキャリーちゃんという難病を抱えた女の子が住んでいました。
彼女は家族性滲出性硝子体網膜症という病気であることが2歳の時に発覚し、
この病気は日を追うごとに視力が低下していくという恐ろしい病気でした。
キャリーちゃんの母親であるカトリーナさんは愛する娘のために幾度かのレーザー手術を受けさせました。
しかしいずれも効果はなく、そればかりか視力は低下する一方でした。
途方に暮れていたキャリーちゃんとカトリーナさん。
そんな2人にさらに追い打ちをかけるような出来事がありました。
ある日医者から言われた言葉は
「このままだと、網膜剥離を起こし失明する可能性も十分にあり得ます」
失明という単語は必死になってキャリーちゃんの治療に励んできたカトリーナさんにとって
最も聞きたくない単語だったことでしょう。
どうしよう・・・
そんな不安が心の中に広がっていきました。
そこでカトリーナさんは友人に視力を失った人がいるので相談をすることにしてみました。
すると友人から「バケット・リスト」なるものを作ることを勧められたのでした。
「バケット・リスト」とは死ぬまでにやっておきたいことリストの意味で、
今回のケースでいえばキャリーちゃんが光を失う前にやっておきたいことリストを作ってみれば?といったアドバイスでした。
それを聞いた瞬間これだ!と言わんばかりにバケット・リストを作ることを決意したカトリーナさん。
そこには愛娘に対する愛情がたっぷりと含まれていました。
「目の見えている今のうちに素敵な光景をたくさん見せてあげたい」そんな想いが彼女を突き動かしました。
すぐさまそれを行動に移すためカトリーナさんは娘に行きたい場所、やりたいことなどを
事細かに聞きました。
そしてそれをリスト化し実際に行くことにしました。
海に行ってみたい!
そうリストに書いてあったのでカリフォルニアを訪れた際、
医師の先生に会いに行く途中で海によってあげました。
家族と過ごす最高の海にキャリーちゃんのテンションも最高潮になっていきました。
なんて素敵な笑顔なんでしょう!
この笑顔を見てカトリーナさんもさぞ嬉しかったことでしょう。
今はこの最高の時間を1秒でもその目に焼き付けて欲しい。
おそらくこんなことを想いながらカトリーナさんは愛する娘を見ていたことでしょう。
またバケット・リストには「ディズニーランドに行ってみたい!」とも書かれていました。
夢の国ディズニーランド、老若男女問わず世界中に数多のファンを持つその楽園は
年頃の女の子なら誰しも行きたいものですよね。
早速ディズニーランドへと向かうことにしました。
しかも今回はおばあちゃんがキャリーちゃんの為に特別にドレスを作ってくれたそうなんです。
とてもかわいらしいドレスを着て向かうディズニーランドは本当に最高の思い出いなることでしょう!
園内で「美女と野獣」のベルに会ったキャリーちゃんは興奮を隠せない様子でした!
そこで大好きなベルと一緒に写真をパチリ!
本当にいい笑顔をしています。
まだまだ多くのことが記載されているバケット・リスト。
そこに書いてあることは近いうちに最高の想い出となってキャリーちゃんの脳内に刻まれることでしょう。