広島に原爆が投下された時刻に地球の裏側で行われていたリオ五輪開会式のパフォーマンスに日本人なら感動必至!

ブラジルのリオデジャネイロで4年に一度のオリンピックが始まり、各競技で熱戦が繰り広げられています。そんな中、日本勢もメダルを獲得するなど、異国の地で大活躍を見せています。

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南米大陸では初めての開催となった今回のリオデジャネイロオリンピックで、日本時間8月6日午前8時にマラカナン競技場で行われたオリンピック開会式の演出が実は話題を呼んでいます。

その演出は、ブラジルの歴史や国家の成り立ちを表現するものでした。その演出を務めたのは映画『シティ・オブ・ゴッド』の監督でも知られるフェルナンド・メイレレスさんでした。

彼はこの開会式を通して、「平和や友好のメッセージを伝えたい」という思いがあったそうです。
その思いを叶えるために、なんと、広島に原爆が投下された日本時間8時15分(現地時間20時15分)に合わせ、開会式で1分間の黙祷をする提案をします。

ただ、これは政治的行動に当たるとの判断で、国際オリンピック委員会からは反対を言い渡されてしまいます。というのも、開会式では、いかなる国の扱いも差があってはいけないからです。

反対を受けてしまったフェルナンド・メイレレスさんは、違う方法で「平和のメッセージ」を伝えることにしました。
多くの日本人が感動したその方法とは一体何だったのでしょうか?次のページで、気になる開会式の様子をご覧ください。

広島に原爆が落ちた8時15分、リオの開会式では日系移民による群舞が行われていました。

そう、このパフォーマンスは、広島での平和記念式典に合わせて行われたのでした。
フェルナンド・メイレレスさんは、群舞によって平和のメッセージを伝えていたのです。

監督の思いは多くの人の胸に届きます。
ネット上でも、この演出に多くの人が感動の声をあげているようです。

日本国旗をモチーフにした衣装を身につけたダンサーが、今では130万人にものぼる日系移民の希望や苦難を表現していたようです。監督のそんな演出に、多くの日本人が感銘を受けたみたいですね。

昨今はどうも、各国各地域で物騒なニュースを耳にします。「戦前と空気が似ている」、そんな声すら聞こえて来る現代日本、改めて一人ひとりが平和について考えなければいけないようです。

「平和のメッセージをどうしても演出に盛り込みたい」というフェルナンド・メイレレス監督の思いは、多くの人の心に届いたのではないでしょうか。

悲しみや憎しみ以外、何も生まない戦争がいつの日か止むことを改めて感じた開会式でした。

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