「とてつもなく辛い心境だったけど、フライトが短く感じました」 父親の訃報に号泣する女性に対してとった航空会社の対応に涙する・・
サービス業。それは日本人の最も得意とする業種です。
おもてなしの精神が根付いている日本人にはかなりの得意分野といってもいいものです。
そんなサービス業の鑑ともいえるような出来事がニュージーランドで起こりました。
ニュージーランドに住むグリフィスさんに突然父親の訃報が舞い込んできました。
実家からは離れて暮らしていたグリフィスさんは車で家族の元へと向かうよりも
空港経由で実家へ向かったほうが早いと思いウエリントン空港へと足を急いだのでした。
空港へ着いたグリフィスさんは急いでフライトの便に乗り込みました。
しかし離陸を待っている間に愛していた父親のことが思い出され、人目をはばからず号泣してしまいました。
父親とのいくつもの思い出が頭の中に流れてきたのでしょう。
溢れ出る涙を止めることはグリフィスさんにはかないませんでした。
待っている時間が一人というのも彼女の悲しみに拍車をかけたのかもしれません。
そんな時空港にいたスタッフたちが優しく彼女に寄り添い声をかけ続けてくれました。
まるで泣いている赤ちゃんをあやすかのようにつきっきりで様子を見続けていたスタッフたち。
グリフィスさんに事情を聴いた後スタッフ一同はとても人情味あふれる対応をしてくれました。
動揺している様子のグリフィスさんに対してはプライベートな空間を用意してあげる必要があると判断したスタッフたち。
グリフィスさんを一番後ろの席に移動させてさらに周囲にはできるだけ人が座らないように尽力しました。
それだけでもかなりのサービスでしたが、
これだけにとどまらず着陸後に一刻も早く家族のもとへ行けるように送迎の準備も並行して行ってくれていたのでした。
これにより可能な限りの範囲で早く家族のもとへといくことができたグリフィスさん。
彼女はこの忘れることのできない経験を以下のように語っていました。
「とてつもなく辛い心境だったけど、フライトが短く感じました」
「ニュージーランド航空の方にこんなに優しくしていただいて…きっと亡くなった父も同じように思っているはず。
心から感謝しています」
「少しでもお客様の役に立ちたい。」そんな精神をもって普段から仕事に臨んでいないと
行動に移すことはなかなかできません。
会社からそんな指示が出たわけでもなく、自分たちの給料に影響が出るわけでもない。
それでもこんな立派すぎる対応が取れたのは本当に素敵な従業員が働いている証拠ですね。
心温まる素敵なストーリーでした。