敵国国歌へのブーイングをする自国サポーター それに対してブッフォン選手のとった行動は世界中から賞賛される事に
世界中に多くのファンとプレーヤーが存在するサッカー。
どの国でも子供たちのなりたい憧れのスポーツ選手ランキングの上位に位置する大人気のスポーツです。
4年に一度開催されるサッカーワールドカップは世界中を熱狂させオリンピックに負けず劣らずの興奮と感動を与えてくれます。
そんなサッカーですがやはり世界でも最高峰のレベルを誇っているのがヨーロッパ。
リーガエスパニョーラやブンデスリーガと言ったような
世界屈指の技術を持った選手がしのぎを削りあうリーグがいくつも存在しています。
9月1日にフランス代表対イタリア代表というファンにとってはたまらない国際親善試合が行われました。
共に高い技術力を持ちながら美しいパス回しをする2チームで有名で多くの国から参考にされている代表チームと言えるでしょう。
そんな美しいサッカーをする2チームの試合でとても美しくないハプニングが発生しました。
それは試合が始まる前のこと。
サッカーの試合では始まる前に両国の国歌を斉唱するという習わしがあるのです。
問題はその国歌を斉唱している時に起こりました。
フランス国歌として有名な「ラ・マルセイエーズ」が流れた途端、
一部のイタリアのサポーター達がブーイングを始めたのです。
これにより不穏な空気が会場を包みました。
スポーツは相手あっての物なので相手に敬意を払う事が大前提に置かれています。
ましてや相手国の国歌斉唱はその最たる例ともいえるものです。
このままでは暴動にもなりかねないし最悪試合中止ということもあり得ます。
そんな一触即発の事態を救ったのはサッカーフリークなら誰でも知っているイタリアのブッフォン選手でした・・・
あまりに残念な光景を目の当たりにしたブッフォン選手。
応援してくれるサポーターとはいえこれは見過ごすことの出来ない行為だと判断したブッフォン選手はある行動にでました。
彼はブーイングをするサポーターをかき消すかのようにフランス国歌に対して拍手を送ったのでした。
すると・・・
その行動の意図を察したのか周りにいた選手たちが同様に拍手をしだしたのでした。
その波は会場中に伝播することになったのでした。
そしてそのままブーイング騒動は何とか収まったそうです。
この行いに対して現FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏も感謝の意を述べていました。
「スポーツ選手の規範として、必要とされるのは君のような人物だ」
スポーツマンとしてもそうですが一人の人としても一流であることを見せつけたブッフォン選手。
こういう品格もスポーツマンにとっては大切なものですよね。
これからスターになっていく選手にはぜひこの姿勢も忘れずに見習ってほしいものです!