「シングル女性」批判に噛みついた 言うべきことは言うイノッチの持論に賞賛の嵐
NHKで朝から放送している情報番組「あさイチ」。
今までのNHKらしからぬような斬新な切り口をいくつも前面に押し出している人気番組です。
メインはアナウンサーの有働由美子さんとV6の井ノ原快彦さん。
放送ギリギリの発言が売りにもなっている有働アナとあらゆる層からの支持率が高い井ノ原さんの軽妙な掛け合いが人気の番組で、
視聴者が参加できることでも有名な番組です。
そんな「あさイチ」で、「シングル女性」にまつわる特集が放送されました。
この特集ではシングル女性の様々な生き方にスポットが当てられていました。
そんな中視聴者からの投稿を読み上げるコーナーの際にこんな内容の投稿が読み上げられた。
「ただでさえ結婚しない女性が多い昨今、その風潮をあおるかのような番組はやめてほしいですね。少子化がますます進んでいくのではないでしょうか」
この内容に井ノ原さんが持論を展開。こういった類の番組を放送することが本当に少子化に拍車をかけているのか?といった疑問を投げかけ
その上で、
「それよりも、今『本当につらい』とか『一人でどうしよう』とか不安を抱えた人たちが、どうやって生きてくかっていうことも大事」
と発言。井ノ原さんの性格がよくにじみ出ているコメントでした。
問題の”ズレ”を修正した上でシングル女性のこともしっかり考えつつ番組の意図している内容が伝わるように
誘導しているこのシーンは素晴らしいものでした。
更に子供のいない人間に対して、「年金をもらうのはおかしい」などと言った批判に関しても、
次のように発言しました。
「シングルの方たちが税金を払ってないわけでは、ないわけですよ。たくさん払っているわけじゃないですか。その中で(お金が)どういうふうに回っているかというのは、これはみんなで考えなきゃいけないこと。だれかが得してだれかが損しているってことは、一概には言えないですよね」
井ノ原さん自身は既婚者で、さらに言えば女性でもないのに
まるで本当に自分がシングル女性であるかのようにしっかりと意見していました。
井ノ原さんは問題として挙がっている人の目線に立って発言しているんです。
番組はそのうえでシングル女性の生き方を模索しようという趣旨の放送でした。
これらの一連の発言を受けてネット上では井ノ原さんを賞賛する声が相次ぎました。
あさイチにて、シングル女性の暮らしの例を紹介してくれていた。
少子化促進になる放送じゃないかと考える視聴者からのお便りに、毅然とした回答をしてくれたイノッチがとても格好良かった。— 22(にに) (@22_nini_) 2016年6月1日
イノッチのあさイチでの発言、セクハラの時も閉経の時もシングル女性の時も、どうしてこんなにストレートに相手を思い遣る言葉を言えるんだろう。女性に思い遣りはあるけど、ホントにニュートラル。自分の父に不満はないが、イノッチの娘に生まれたかったぞ。
— 柚子 (@yuzu830) 2016年6月3日
常に誰かを思いやる気持ちを忘れない井ノ原さん。
どの世代からも好かれるのは当然の結果だと改めて感じました。
立派かつ中立なコメントを臆せずに発言できる彼の凄さがあさイチの人気を支えていることは間違いなさそうです。