子どもを「怒る」と「叱る」の違い あなたは分かりますか?

子どもを指導する時、「怒る」と表現したり「叱る」と表現したりします。
あなたはこの違いをしっかり理解していますか?
「怒る」とは自分の思い通りにならないことがあったときや、相手が自分の思い通りに動いてくれない時に腹を立てること
「叱る」とは相手が間違ったことをしたり、自分に嫌なことをしたりしたときに相手にアドバイスや助言を強い口調で言うことです。
同じような言葉でもその意味は大きく異なります。この二つの言葉の違いをあなたに教えてくれる動画があるので紹介したいと思います。

白い壁に落書きをする少年、そこへ彼の父が現れます。
父親は彼に向かい「おい!何しているんだ!」と彼の肩を揺らしながら怒ります。
その恐怖で少年は怯えてしまいます。

場面は変わり、少年と女の子がお絵かきをしています。少年の紙に彼女が絵を描こうとしました。
すると、彼は「やめろ!!これは僕の絵だ!」と激怒します。まるで彼が父に怒られた時のように・・

もし少年の父親が彼を「怒る」のではなく、「叱る」という選択肢を取っていたのなら・・

少年が落書きしているのを見つけた父親、怒鳴りつけるのではなく少年と目を合わせ優しく語りかけます。
「壁は絵を描く場所ではないよ、絵は紙に描くんだ。さあ綺麗にして紙を取りに行こう。」と
少年は納得したように笑顔で壁を掃除します。

その少年は女の子に落書きされそうになっても優しく「こっちの紙に描いてね」と新しい紙を渡します。

どうしていけないのか、何がダメだったのか。それをしっかり伝えることが「叱る」ということです。
訳も分からず、ただ怒鳴られては恐怖しか感じません。

子どもというのは大人の行動を見て育ちます。親の行動が後の子どもの行動にいかに影響を与えるのかよくわかる動画ですね。
頭では分かっていてもつい怒鳴ってしまう経験があるのではないでしょうか?
誰しも完璧な親ではありません。

子どもたちに寄り添い、彼らの気持ちを考えてみることが大切かも知れませんね。

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