ナーラちゃんはこの飼い主さんに出会えたから、
こうやって一緒に暮らして、Instagramに投稿して、みんなの目にも触れることができました。
しかし、それすら許されない猫たち、いや動物たちがこの世にはたくさんいるのです。
そうやって、彼ら・彼女らはこの世を去っていくのです。
誰かに優しさや温もりを与えられた経験もしないままに、です。
そしてそれは、紛れもなくわたしたちが生きているこの世界にある“事実”なのです。
飼い主さんは、そういった悲しい現実から目を背けるのではなく、
みなさんに可愛がってもらえる「幸せ」を受けられるナーラような子ばかりではない、といった
本当の事実をたくさんの人に伝えたいがために、SNSで投稿し続けているのです。
飼い主さんは、
「動物保護施設にいる子たちのうち75%は、頭数制限のため殺処分されてしまいます。
ペットを飼ううえで重要なのは、避妊手術と去勢手術を考えること。
それがとても重要なことだと、たくさんの飼い主さんに知ってほしい」
と、綴っています。
以前、Hashでも『世界最悪といわれる日本の殺処分 軽視された犬や猫たちの「命」の重さを考える』といった記事などをはじめ、保護施設の悲しい現実とその実情を伝えてきました。
ナーラちゃんのような子ばかりではない、
というより、それはほんの一握りだと思います。
こういった悲しい現実を少しでも減らしていけるように、
飼い主さんの願いが、投稿を通してたくさんの人に伝わりますように―。