【世界新記録樹立】「老後」なんてない!85歳のおじいちゃんがフルマラソンを3時間台で完走!

先日、カナダ・トロントで行われたフルマラソン大会でトンデモナイ記録が誕生しました。

達成したのは、上記の写真に写っているEd Whitlockさん!なんと御年85歳!!!

その年齢で、マラソン(それもフルマラソン)に挑戦するだけでもすごいのに、
リタイアすることなく完走し、そしてとんでもなく早い記録を叩き出す…怪物としか言えません。

気になるタイムはなんと4時間足らずの3:56:33で、85歳以上のカテゴリーでの世界記録だったのでした!

実は、Whitlockさんは74歳の時に2:58:40という3時間を切るタイムでフルマラソンを完走しています。

もちろんですが、これはフルマラソンで3時間を切った年齢としては最高齢の記録です!

その頃からずっと、世界のトップランナーで居続けていることが本当にもの凄いことなのです。

▼練習風景

(出典 CBCnews)

Whitlockさんは、10代の頃にマラソンを始めたんだそうですが、
21歳の時に辞めたそうです。そして長いブランクを経て、再び40歳から少しずつ走り始め、現在までずっと続けているんだそうです。
因みに、今回の記録には本人は満足していないそうです。

…なんとも相当なストイックさです(´・ω・`)!

一度モチベーションなどが下がってしまい辞めてしまうと、その後でもう一度始めるというのはどんなことであってもなかなかカンタンなことではありません。
それでも、中年を迎えて再び走り始めたWhitlockさんの精神力や努力は目を見張るものがありますよね。

▼Whitlockさんが今大会で使ったシューズ

このシューズは、20年以上も愛用しているとのこと。

買った当時はおそらく真っ白であっただろうシューズも、いろんなところを20年にわたって走り続けてきたことで、すっかり真っ黒になっています。
まさに勲章です。

愛着があるから履き続けて走り続けているんだとは思いますが、

彼によると、
「最近の靴のデザインがあまり好きじゃない」
らしく、ずーっとこのシューズを履き続けているということです。

モノも大切にしながら、

驚異的なスピードで走るWhitlockさんですが、

ただ早いといっても、マラソンをよく知らない人からしてみれば「どれくらい?」となりますよね。

ということで、分かりやすい例と比較してみました!

まずは、先ほどの記録3:56:33ですが、

これを日本人にたとえるなら、安田大サーカスの団長のタイムに匹敵します。
2013年の大阪マラソンで彼は、3時間59分台というタイムで走り切っています。

当時39歳だった団長はトライアスロンも行いながらフルマラソンにも挑戦するスポーツマンです。

その倍以上も生きているWhitlockさんが、団長と同じペースで完走していると聞くと、

だんだん、Whitlockさんの恐ろしさがわかってくるんじゃないでしょうか(笑)?

更に!

さらにすごいのが、いまから10年ほど前、

先ほど述べたWhitlockさんが74歳当時だったときに出した2:58:40という記録。

この3時間を切るタイムは、リオオリンピックでカンボジア代表として出場したあの猫ひろしに近いタイムなんです!

猫ひろしのベストタイムは2:30:26(2012年別府大分毎日マラソン)ですが、

2010年の東京マラソンでは2時間55分台で完走していることから、

彼がオリンピック選手の猫ひろしと結構勝負できるレベルということになるんですね。

Whitlockさんは、CBCの取材に対して

このレースが最後になるかはわからない

自分が可能な限り走り続ける

と語っています。

この地球上の85歳の中で、フルマラソンを4時間足らずで走り切れるのはおそらく彼だけでしょう。

「老後」という言葉がもはや存在していないとすら思わせる彼の走りにこれからも注目が集まっていくことでしょうね。

健康に気をつけて、いつまでも走り続けてくださいね(*’ω’*)!

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