とても美しい毛並み。そしてキラキラと輝く瞳が印象的です。
とても懐いている様子がうかがえます。
私はその小鹿をロージーと名付けたの。私たちはたった3時間だけの間だけど、確かにベストフレンドだったわ。
母親の死に直面して、とても寂しい思いをしていたのでしょう。少し安心している様子が伝わってきますよね。しかし、ロージーは野生動物。ペットとして飼われるわけにはいきません。ロージーは自分の力で厳しい自然を生き抜いていかなければならないのです。みだりに自然の世界に人間が手を出すと、そこにあった秩序が崩れてしまうことがあります。
そのことをわかっているからこそ彼女は専門の機関に引き取ってもらうことを決めたのです。このままこの家で飼ってもらうほうがロージーにとって幸せなのでは?とも考えたくなりますが、それは身勝手な考えなのですね。
ロージーは、保護されて体調などのチェックを受け終わると自然に返されるようです。
ロージーがこれから自然の中で幸せに暮らしていけることを願うばかりです。