国内での発見報告は4回目!猛毒を持った「ウモレオウギガニ」に要注意!!
今月、和歌山県の沖合で珍種のカニが発見されました。
そのカニの名は「ウモレオウギガニ」。
なんと国内での発見例はわずかに4件というかなりのレア種なんです。
そんなカニに巡り合えるなんて発見した人はラッキーだと思いませんか?
しかしこのカニ、恐ろしいものを持っていたのです・・・
このレアなカニが持っていたのはなんと「猛毒」だったのです。
ウモレオウギガニの持っている毒は、「テトロドキシン」と呼ばれるもので
これはフグなどに含まれる毒と同一のものです。
そしてもう一種類「サキシトキ」と呼ばれる毒も持ち合わせており非常に危険な生物なのです。
ではこんな危険なカニに遭遇してしまったらどのように対処したらいいのでしょうか?
基本的にはこのウモレオウギガニは夜に行動する生物です。
その為日中はなかなか遭遇する確率は低く、そのうえいわばやサンゴ礁などを好むためそれらの場所に近づかなければ
出会ってしまうことはほぼほぼありません。
なにせ国内でも4例しか発見報告がなされていないのですから。
元々鹿児島以南の亜熱帯地域に生息していると言われていた種類なのですが
いつの間にか北上して発見されているそうです。
しかし万が一遭遇してしまった場合は絶対に近づかないようにして下さい。
カニの持つテトロドキシンは人間を僅か2mgで死に至らしめる強力な毒です。
触れてしまっていた場合すぐに水洗をして下さい。
そうすれば毒は洗い流されて被害を最小限に食い止めることが出来ます。
当然食べるなんて言語道断ですよ!
このウモレオウギガニは文字通り
・扇形をしている
そして
・茶褐色でまだら模様をしている
のでこれにあてはまっているようならすぐさま上記の行動に移してください。