その時クレイグさんは、フレッドに向かってある言葉を投げたのでした。
「もし俺と一緒に来たいなら、本当にお前がここから出て行きたいなら、それを示してくれ。なぜならこれはすごく危険なことなんだ。迎えのヘリコプターがやってきた時、お前が俺についてきたら、それをお前の意思だと受け取るから。」と言ったんだ。
そしてヘリコプターが来たとき、フレッドはいつものように俺の足元にいた。俺は彼をダッフルバッグの中に入れてヘリコプターに乗り込んだよ。
帰還の時にフレッドを匿っていることが判明したら2人とも無事では済まなかった可能性すらある状況で
アメリカの家族のもとに無事にフレッドを送り届ける事が出来たのでした。
そしてその後海兵隊を除隊したクレイグさんはフレッドを連れてアメリカ国内を旅行することに。
思いもよらぬ出会いからこんな風に各地を旅行する程にまで仲を深めた2人。
今度は危険と隣り合わせにならないように幸せに暮らしていって欲しいものです。