愛車のへこみを確認したサイードさん。腹立たしい気分ではあったはずです。
しかし彼は後ろのバイクドライバーに対して怒ることはありませんでした。
後ろのバイクを運転していたのが貧しい漁師であることが判明するとすぐに状況を理解したのでした。
バイクの運転手は米袋を運んでいる途中で車とぶつかってしまい、道路に運んでいた米が散らばってしまったのでした。
そしてその散らばっている米はこの貧しい漁師が家族の為に運んでいたものだといことを瞬時に理解したのでした。
サイードさんはこの漁師に対して損害賠償を請求することはなく、
逆に漁師に対してダメになってしまった米の代金としてお金をあげたのでした。
そしてそのお金で新しい米を買ってくれと頼んだのでした。
あまりの予想外の出来事にバイクの運転手であった漁師も涙を見せて感謝したそうです。
後にこう語っているサイードさん。
「失ったものは新しいものと交換することができる。でも、他者への尊敬や愛はそうはいかない」
これはサイードさんの父親とおばあさまが教えてくれたことなのだとか。
何とも人徳のある家計なのですね!
この子供たちもお父さんのように立派な人に育って欲しいですね♪