運転中に後ろからバイクに衝突された男性 その後男性が取った予想外の行動に心打たれる・・
人間にはそれぞれ器というものがあります。
それは人によって大きさが異なっています。
フィリピンにて発生した交通事故。
前を走行していた車に後ろからバイクが衝突してきました。
車を運転していたのはサイードさんという男性でした。
サイードさんの運転していた車には彼の2人の子供も同乗しており、後部座席に乗せていた為後ろからの衝突は不安要素でした。
しかし幸いにも子供たちにケガはなく車が凹んだだけで済んだのでした。
この事故は完全に後ろのバイク運転手の前方不注意で発生した事故でサイードさんに非はありませんでした。
子供たちにケガが無かったとはいえ、愛車に傷が付いていることに変わりはありません。
損傷の具合を確認しようと車から降りて実際に損傷箇所を見てみることに。
周囲には野次馬が群がる中、サイードさんが取った行動はその場の誰にも予測できない素敵なものでした。
愛車のへこみを確認したサイードさん。腹立たしい気分ではあったはずです。
しかし彼は後ろのバイクドライバーに対して怒ることはありませんでした。
後ろのバイクを運転していたのが貧しい漁師であることが判明するとすぐに状況を理解したのでした。
バイクの運転手は米袋を運んでいる途中で車とぶつかってしまい、道路に運んでいた米が散らばってしまったのでした。
そしてその散らばっている米はこの貧しい漁師が家族の為に運んでいたものだといことを瞬時に理解したのでした。
サイードさんはこの漁師に対して損害賠償を請求することはなく、
逆に漁師に対してダメになってしまった米の代金としてお金をあげたのでした。
そしてそのお金で新しい米を買ってくれと頼んだのでした。
あまりの予想外の出来事にバイクの運転手であった漁師も涙を見せて感謝したそうです。
後にこう語っているサイードさん。
「失ったものは新しいものと交換することができる。でも、他者への尊敬や愛はそうはいかない」
これはサイードさんの父親とおばあさまが教えてくれたことなのだとか。
何とも人徳のある家計なのですね!
この子供たちもお父さんのように立派な人に育って欲しいですね♪