自宅から400㎞離れた場所で行方不明になった飼い犬 そこから自力で帰還した犬と飼い主の絆に涙する・・・

皆さんは牧羊犬という存在を知っていますか?
牧羊犬とは牧場で飼育されている家畜や動物たちを周囲の環境から守るための犬の事です。
今回の話の主役になる犬もその牧羊犬として育てられていました。

イングランド北西部のカンブリア州にて牧場を経営するアラン・ジェームズさんは
牧羊犬として15匹の犬を飼っていました。

出典 www.walesonline.co.uk

その中の一匹にペロという犬がいました。

もともと能力の高かったペロは更なる警備能力の向上のために訓練を受けることに。
それは牧場から約400㎞程離れたところにある訓練施設でした。

多くの訓練犬が集まるその村で悲劇が起こりました。
なんと訓練を受けていたペロがある日突然、行方不明になったのでした。。。
すぐさま施設のスタッフたちが周囲を捜索しますが、それでもペロは見つからなかったそうです。
そしてアランさんのところにも「ペロが行方不明になっている」という旨の連絡が入ったのでした。

15匹牧羊犬を飼っていたとは言え、その一匹一匹をとても大切に思っていたアランさんにとって
この知らせは大変心を痛めるものでした。
捜索が続けられるも一週間たってもペロは見つかりませんでした。
自らも探したい気持ちはあったアランさんでしたが400㎞離れた場所の事ではあまり意味がない。
事態が急変したのは半ば諦めかけていた行方不明から12日目の事でした。

何と行方不明のはずのペロが玄関前にいたのでした!
わが目を疑ったというアランさん。
それもそのはず、ペロは疲弊した様子も一切なく牧場にいた時の姿のまま帰ってきたのですから!!
アランさんは、「きっと道中には食べ物をもらったりしていたのだろう」と語っていました。

驚異的な記憶力と絆があったからこそ、こうして400㎞という気が遠くなるほどの道のりを
歩み続けることが出来たのでしょう。
牧羊犬としてだけ接するのではなく、きちんと一匹一匹に持てる愛情を注ぎこんでいたからこその芸当ですよね。

出典 www.walesonline.co.uk

飼い主と飼い犬の深く美しい絆が起こした奇跡的なエピソードに心を打たれました。
例え種族は違ってもまるで親子のような関係の二人にはこれからもたくさんの愛を育んでいって欲しいものです!

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