知床を訪れた観光客は車通りの多い国立公園の近くで野生のヒグマに遭遇しました。
そこで観光客が野生のヒグマに対してソーセージを投げ与えたところ、
野生のヒグマの生活がガラッと変わるようになってしまったそうです。
野生のヒグマはなぜガラッと変わってしまったのでしょうか?
それはソーセージが人間からの餌付けだと思うようになったからなのでした。
野生のヒグマにとって人間というものは自身の生活を脅かす対象であったのに、
ソーセージをもらった経験が脳に残っておりそれを基に人間や車を餌をくれる存在と思うようになった。
そしてそれが知床の人々にとってはとても危険なことであることは明白でした。
このようにして作り上げられたイメージによってヒグマは人間が密集するところに出没するようになり
実害が出てしまう前に射殺されてしまったのです。
餌付けというエゴが招いた悲劇。 pic.twitter.com/MVsRTXIeIU
— 川Φ (@takeshikawanaka) 2016年7月28日
今の一部始終がこのツイートの右側のパンフレットに記載されれいます。
そしてこのパンフレットを紹介するとともに、知床を訪れる観光客に対して以下のようにツイートを続けました。
おはようございます。大勢の方々に昨晩の投稿を読んでいただけたようで、びっくりやら恐縮やらです。私は既成のパンフを紹介したに過ぎませんが、知床に行くと公共施設など至る所でこれを読むことができます。皆さんも知床に訪れる機会があれば、この地の雰囲気も合わせて読み取ってみてください。(続
— 川Φ (@takeshikawanaka) 2016年7月28日
続)ひとつだけ補足すると「クマで観光客を呼んでいるのだからそれは必要な犠牲だ」という意見もありましたが、それは違います。ここは、人に餌をもらうためにクマが山から出てくることを目指した観光地ではないからです。目的が違います。世界遺産に指定されたのは伊達ではない、ということです。
— 川Φ (@takeshikawanaka) 2016年7月28日
人間の軽い気持ちが招いた大惨事を引き合いに出して観光客に対して警鐘を鳴らしているのです。
郷に入っては郷に従えという言葉があるようにその土地土地で様々なしきたりがあるものです。
勝手の違うことをしないことがその土地の人に対しての気遣いなんです。
皆さんもこの夏旅行をされる方は十分に配慮した上で楽しんでください!