「私たちは、過半数によって決められる“議会制民主主義”というものを発明しました。多数派が決定権を持つ世の中。ならば、国家元首の生活も大多数の人々と同じであるべきでしょう?」
話し合って多数決をとることが主流の時代である今、政治家がお金を持っていることは視線を鈍らせるとも主張します。
「彼らは自分の視点にお金のフィルターを通して、物事を捉える傾向にあるからさ。たとえ、善意で世界や生活を良くしようという高い志があったとしても、それもどこかに“富のため”という心が働く。もしも、私たちの住む世界が多数派によって統治されるのであれば、私たちは自分の視点の拠り所を、多数派に置き換える必要があるんだ」
そして政治家がお金を持っていることを適切に理由を述べたうえで批判しつつも以下のように付け加えています。
「べつに、金持ちやお金が好きな人を嫌って言っている訳じゃないんだ。だけど、こと政治においては、きちんとすみ分けがなければいけない。政治と金。これを完全に分離して考えられなければ、世の中はひとつとして良くはなっていかない。お金に関心があるならば、産業や通商に精を出したほうが、よっぽど健全さ。でも政治だけは違う。みんなの幸福のための闘争なんだよ」
決して裕福な生活をすることをしなかったムヒカ氏。
彼のように大多数の国民の生活に近い暮らしをしているムヒカ氏のような人物こそが
国民の代表として発言するべきなのかもしれません。
賛否両論いろいろとあるかと思いますが皆さんはいかがお考えでしょうか?