遺品の見張り
親戚は一年前に亡くなった飼い主の遺産を、どのように相続するかを決めていました。その協議が決まるまでは、その犬をアパートにある元飼い主の遺品の番犬とさせたのです。人間の醜いエゴですね。
相続の取り決めが決まった一年後に、その犬は結局保護団体に預けられることになりました。飼うことができないのであれば初めからそうしていれば良いものの、遅すぎる処置でした。しかし、まだこの犬が生きている状態で発見されて良かったです。この犬のケアがすぐに始まりました。
6人がかりで3時間にも及ぶケアが行われました。その体は膿瘍や炎症になっており、ほんとうに辛い生活だったことがわかります。
親戚は前の飼い主につけられていたこの犬の名前すら知りませんでした。そこで、職員さんがこの犬をココスと名付けます。
新しい生活
徐々に回復していったココスは、新しい家族と暮らすことになります。
エレナさんという新しい飼い主と一緒に今は幸せな毎日を過ごしています。
ココスがこれからは健康に暮らしていけることを願ってやみません。