人間は動物に対してどうして平等に扱うことをしないのでしょうか?
飼っている=支配しているという考え方を持っている人は悲しい事ですが存在しています。
そしてそのような考え方が悲劇を生み出すもとになっているのです。
アメリカのオハイオ州にある動物保護団体の「SCOOP」。
そこにある日一匹の猫が運び込まれてきました。
その猫の風貌を見たとき職員たちは絶句しました。
その猫は口の骨が折れており、その周辺は腫れ上がって顎もぶら下がっている状態でした。
どうやらこのネコは飼い主からの虐待に遭っているようでした・・・
運ばれてきた猫の名は「スウィーティー」。
彼女はその傷のせいで一週間半もの間何も口にすることが出来なかったのです。
一刻も早くこの傷を癒してあげないとスウィーティーが衰弱してしまう・・・
そう思ったSCOOPの職員たちは手術をすることを決意しました。
そしてスウィーティーは自身の顎に35もの針を通したのでした。
無事に手術は成功したもののスタッフたちには一抹の不安がありました。
それは手術間もないスウィーティーが激痛なはずなのにご飯を食べようとするというところでした。
衰弱をしていて久しぶりのご飯だったら多少の痛みには耐えるんじゃないの?
そう感じる人がほとんどだと思いますが、手術後の痛みは多少なんてレベルじゃないのです。
それでも食べ続けることに周りの人間たちは疑問を感じ始めていました。
そんな疑問に答えが出たのはそれから一か月後のことでした。
なんと驚くべきことにスウィーティーは手術の一か月後に子供を出産したのでした!
自分の身を挺してでも子供に対しての栄養を与える為
スウィーティーは激痛に耐えていたのでした。
素敵な母親のおかげで可愛い可愛い子供が生まれてきました!
このネコには「ジャックス」という名前が付けられました。
しかしながらジャックスは栄養不足の状態にあり、
身体の大きさは4㎝ほどしかありませんでした。
それでも献身的に見守り続けていったスタッフたちとスウィーティーのおかげで
ジャックスはすくすくと成長を遂げていきました。
素晴らしい親子愛です。。
こんなアフターストーリーを知らないであろう前の飼い主には本当に腹が立ちますが
素晴らしい保護団体の職員たちに囲まれここまで成長できたことには素晴らしい事です。
ジャックスのことを想って頑張っていたスウィーティーの愛は最終的にはしっかりと子供に届きました。
これからは親子で協力して幸せに過ごして欲しいと願います!