最悪の事態も考えられる中、どうしても愛犬二匹を発見したいピートさんにとってこの音は無視できないものでした。
そして覚悟を決めて音のした方へと向かったのでした。
そこには見たくなかった現実が広がっていました。
最愛の2匹が横たわっており、一人の老人がそこには立っていました。
ピートさんはこう声をかけました。
この子たちは私の子なんです。あなたが撃ったのですか?
おじいさんは以下のように答えました。
ええ、そうですよ! 私がこの2匹を仕留めたんです。あなたの犬だったんですか? それでは新しい犬を2匹買いましょう。私にプレゼントさせてください。
今しがた信じがたいような光景を見た飼い主に向かってこんなにも無神経なことが言えますか?
あまりの出来事にショックを隠せないピートさんでしたが、それ以上にこの老人に対して腹が立っていました。
そしてその犯人とも呼べる老人と共に写真を撮ったピートさん。
この行動は愛犬を殺したこの老人を捕まえるためのものでした。
すぐさま警察当局に連絡したピートさん。
しかしこの直後に行われた事情聴取の際にはなんとこの老人は逮捕されなかったのです。
あまりの悲惨な状況、対応にピートさんの友人、近隣住民は協力して抗議をしたのでした。
そして協力した甲斐あって逮捕されるに至ったのでした。
その後このハンターの男は2年の禁固刑と約5000$の罰金を命じられたのでした。
警察での取り調べで以下のように語った犯人。
「何かしらの動物を殺害したかった」
こんな理由で殺されてしまった二匹はなんと可哀そうなのでしょう。
そしてこんな理由で愛する犬たちを殺されてしまったピートさんが不憫でなりません。
少しでもこんな考え方の人間がいなくなることを心から願っています。
人間も動物も同じ命であることを忘れてはいけないのです。