ジャックス君は以下のように答えました。
「ぼく、髪の毛をレディと一緒にして、先生をビックリさせたいんだ!
“あれ?どっちがジャックスで、どっちがレディか見分けがつかないぞ!”って」
ジャックス君が言っていたレディとは彼のクラスメイトのことで
とても仲のいい大親友だそうです。
ところが母親はこの何気ない言葉を聞いて考えせられたのでした!
レディ君は写真左の赤い服を着た男の子。
ジャックス君はネクタイをした写真右の男の子です。
そう二人は、肌の色が違っていたのです。
それにもかかわらず、髪形を同じようにすれば先生が見分けがつかなくなるのでは?と考えていたことにリディアさんは衝撃を受けたのでした。
自分たち大人は「肌の色」が違っているから髪形を真似たところで似ているとは思わないはず。
しかしジャックス君はそんな風には考えていなかったのです。
この何気ない一言にいたく感銘を受けたリディアさんは彼の言葉をFacebookに公開しました。
これは、クリスマス会の時に撮ったジャックスとレディの写真です。
どうです?とても似ていると思いません?息子の言葉は、『差別という概念は大人から教わっている』ということを証明していると思いました。ジャックスにとって、異なっているのは髪型だけなのです。
この投稿が予想に反して大きな反響を呼んだのでした。
「こんなにも小さな子供が真理をついているのに我々大人は何を争っているのか?」
「二人で映っている写真には絆しかない。ここには憎しみも怒りもないのだ」
そんなコメントがたくさん書かれていました。
ジャックス君の思っている通り、肌の色なんてきっと何も関係ないはずです。
それによって不当な扱いを受けたり、苦しい思いをしたりするなんてことがあってはならないのです。
二人で仲良く映っている姿が大人になっても続くようにジャックス君には育ってほしいものです。
ジャックスとレディ、名前逆じゃないですか? 左がジャックスで右がレディですよね。