異様な姿をしたヤギが保護され話題に それは信じられない人為的なミスが原因だった
リアーン・ローリセラさんは、Goats of Anarchyというヤギを保護する団体の創設者です。
ローリセラさんがその赤ちゃんヤギを見た時は、衝撃が隠せなかったと言います。
このヤギの名前は「ローソン」。
ローソンはもともと人の飼い主に飼われていたのですが、その飼い主はローソンが歩けないことに気がつきます。ローソンは先天性の障害を抱えており、膝から下の骨が無い状態で生まれてきたのです。
飼い主はローソンのためにあらゆる獣医を巡ります。ローソンに治療を施すことはあまりに難しかったのです。中には、安楽死をさせたほうがこのヤギのためだという獣医もいました。しかし、そんな簡単に諦められません。
根気よく治療をしてくれる獣医を探していると、やっても良いという獣医が現れました。ようやく見つかったという安堵からその人柄に注意があまり行かなかったのかもしれません。
その獣医はローソンに対してとんでもないことをするのです。
こともあろうかその獣医は、これから角が生えてくる部分を焼きごてで焼いてしまったのです。獣医は検査のために必要な措置だったと話したそうです。飼い主は医学的なことまでは分からないので、その状況でこの処置が適切なのかどうかを判断できませんでした。
後にローリセラさんからそれは全く必要な処置ではなく、ただ残酷なだけだと聞かされた飼い主は気持ちを抑えきれず思わず嘔吐してしまいます。
しかし、こういった幼いヤギの角を焼きごてで潰してしまう行為は農家で時々見られるようです。
角を潰しておくと、フェンスに引っかからなくなったり、喧嘩で身体が傷つく可能性が減るからです。
しかしローリセラさんは、このような処置は人間のエゴによる残酷な虐待にすぎないと考えています。
現在ローソンは、一旦この団体の施設に預けられて徐々に回復を見せているそうです。
こういったヤギを救うための寄付活動を(Goats of Anarchy)というページで行っているそうなので、気になった方はぜひ調べてみてください。
このような悲惨な処置が無くなると良いですね。