ベトナムのホーチミンの街中でよく目撃されていた2匹の子犬。
肌の色も違うし体の大きさも異なっていた2匹は堅い絆で結ばれているかのようにいつも一緒にいました。
体の大きな犬はいつも小さな犬を抱いていました。
2匹はまるで何かに怯えているようでした。
市民の人たちはこの2匹の存在を認知してはいましたが、この子たちに何かをすることはありませんでした。
この子たちはどこかもの悲しげな表情をしながらいつも抱き合っていました。
そんな日々を過ごしていたある日。
1人の女性修行僧が2匹の前を通りかかりました。
修行僧の女性はこの2匹を見るや否やこの2匹を引き取ること決意したのでした。
女性曰く、
「捨てられ、とても辛く悲しい思いをしたのではないか」
この2匹を見てすぐにそう感じたそうです。
そしてこの哀れな2匹を連れて帰りました。
そこからの2匹の生活は見違えるものになりました。