広島に原爆が落ちた8時15分、リオの開会式では日系移民による群舞が行われていました。
リオ五輪開会式、日本時間の午前8時15分頃、広島に原爆投下された時間、平和式典の時間に合わせて、日系移民が登場する演出がされた。それと、約100万人いる日系移民も、ブラジルの歴史、成り立ちにきちんと入れてもらえたことに感動 pic.twitter.com/WUq1zdkfZZ
— 池乃こいし (@369doughnut) 2016年8月6日
そう、このパフォーマンスは、広島での平和記念式典に合わせて行われたのでした。
フェルナンド・メイレレスさんは、群舞によって平和のメッセージを伝えていたのです。
こんにちは!今日からオリンピックが開幕!今回の開会式は、ブラジルへの移民と環境破壊がテーマなんだそうね。平和の祭典と言う事もあり、それに因んでか広島の原爆投下の時間に合わせて、日本からの移民を登場させる演出に思わず息を呑みました。 pic.twitter.com/ppCNhsvbgH
— 愛音 (@Yu_fukunaKizoku) 2016年8月6日
監督の思いは多くの人の胸に届きます。
ネット上でも、この演出に多くの人が感動の声をあげているようです。
日本国旗をモチーフにした衣装を身につけたダンサーが、今では130万人にものぼる日系移民の希望や苦難を表現していたようです。監督のそんな演出に、多くの日本人が感銘を受けたみたいですね。
ブラジルに渡った日本人が必死に努力して、ブラジルに大きく貢献する日系人たちの今日の土台ができた。 広島原爆投下の日に、時間を同じにして、日本への思いを取り入れて表現してくれた開会式に敬意を表したい。#オリンピック
— MARIKA (@jasminejyjcu) 2016年8月6日
今年はオリンピックで原爆のこと話題に上がりにくいかな?と思ってたけど、開会式で原爆投下のころに日本を思わせる演出をしてくれたとかで本当にありがたい。
死ぬ間際まで戦争のこと話してた曽祖母も生きてたらきっと嬉しがっただろうし、戦争で親兄弟を亡くした祖父もとてもありがたがってたよ。
— はちわれ くつした(三条の餌になりたい) (@yuritoayame) 2016年8月6日
原爆の日ですねぇ。
オリンピックの開会式と重なって忘れてしまう人も多いんじゃないかなと思っていたら開会式の方でも原爆の日という事を意識した演出がされていて日本人として有難く感じました。— ゴルゴ13歳 (@tamasan70) 2016年8月6日
昨今はどうも、各国各地域で物騒なニュースを耳にします。「戦前と空気が似ている」、そんな声すら聞こえて来る現代日本、改めて一人ひとりが平和について考えなければいけないようです。
「平和のメッセージをどうしても演出に盛り込みたい」というフェルナンド・メイレレス監督の思いは、多くの人の心に届いたのではないでしょうか。
悲しみや憎しみ以外、何も生まない戦争がいつの日か止むことを改めて感じた開会式でした。