本物の医者を探してる
そのキャビンアテンダントは、「ああ、あなたは手をおろしてくれないでしょうか。私たちは本物の医者か医療関係者を探しているんです。大変申し訳ないのですがあなたなんかと話している暇は無いんです。」
タミカさんは自分が本物の医者であることを伝えようとしましたが、またもやわざとらしく口調を丁寧にしながら断ってきたそうです。
機内アナウンスでは、「どなたかお医者様がいらっしゃいましたら、ボタンを押してお知らせください。」と続きます。タミカさんがそのキャビンアテンダントを見ながらボタンを押すと、その女性は「あら、あなたは本当に医者なの?それならば証明できるものを見せてくださる?どの分野の医者なの?どこで働いてるの?なぜデトロイトにいたの?」などと矢継ぎ早に質問をしてきたそうです。
この押し問答をしている最中にも男性の病状は悪化しています。はやくその男性を助けてあげたいのにも関わらず、その客室乗務員の女性がタミカさんを質問攻めにして助けに行けないようにしています。
タミカさんはそのひとつひとつの質問にしっかりと答えてあげました。「ヒューストンの産婦人科で働いているわ。デトロイトには結婚式に行っていたの。」
「なぜデトロイトにいたの?」という質問には、デトロイトは黒人が多く住む街で医者などいないという偏見がこもっています。それに対して、タミカさんはそもそもデトロイトにだって本物の医者はいるわ。という注意書きを付け足しています。
白人の男性
そうこうしているうちに、白人の男性が近づいてきて、彼も医者であるとそのキャビンアテンダントに告げます。すると彼女はタミカさんに向かって、「あなたの気持ちは嬉しけど、彼が助けてくれるわ。彼は証明書を持っているから。」
しかし、彼は何もそのキャビンアテンダントに見せていません。ただそこに来て医者だと告げただけでした。
タミカさんは席に座り、怒りを抑えることに必死でした。
すると驚愕の事態が起こります。なんとそのキャビンアテンダントがタミカさんにアドバイスを求めにやってきたのです。タミカさんは怒りを抑えながらも、男性を助けるために協力を惜しみませんでした。
キャビンアテンダントの女性はタミカさんのところに謝りにいき、飛行機のマイルをサービスすると申し出ましたがタミカさんは丁重に断ったそうです。
タミカさんは詳細をfacebookにて投稿すると、この事実が瞬く間に拡散されました。
「差別と引き換えのマイルなどいりません。」
とタミカさんは締めくくりました。
あなたはこの問題をどう思いますか?
この航空会社、日本の相撲協会と変わらないね。