片道切符の人間魚雷「回天」 命に何の価値も見出さないこの特攻作戦に”平和”の意味を考える


恐ろしい発想ですよね。
こんなのプレッシャーに負けて帰るなんて絶対に言える雰囲気じゃないでしょうし・・・
実質の死刑宣告のようなものですよね。

しかしこんなにも凄惨を極めた作戦はそのほとんどが失敗に終わったのでした。
実験段階でもかなりの死者を生んだこの回天はほぼ無駄になったのでした。
結局この作戦が開始させられてからの9カ月間で104人の犠牲者を出した回天が仕留めることができた
米軍艦隊はわずかに3隻だけという衝撃の結果に終わったのでした。
それでも日本軍は回天作戦が甚大な成果を上げたと捏造し国民からは称賛の声が寄せられたそうです。

当時の出撃までの日々を待っていた隊員の気持ちにはこう書かれていました。

何しろ次から次へと出撃していくと、飯食う人間が5人、6人と減っていく。そうすると飯食うのも侘しくなって、これは早く出ないと。悲しみとか死なんて、お互い語り合うこともない。これが当たり前だと受け入れていた

本当に悲惨な戦争。
こんな一部分だけをピックアップしただけでも
100人以上の未来ある命が消えて行きました。

実際に戦争を経験していない我々にはこれが少し前の日本で行われたいた事実だとは思えません。
その時に犠牲になった人がいま生きていたら・・自分がもしその時代に生きていたら・・・
そんなことを思うと心苦しくなります。
戦争に対しての耐性が失われつつある日本。
こんなことを繰り返さないためにもこんな事実があったことだけは肝に銘じておいてください。

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  • 亡くなった特攻隊の人々の死を「無駄」という記事の筆者の神経が分からない。あなたが、今生きているのはこの人たちの死の上にあることは間違いない。彼らの死を「無駄」と言うなら、今、生きている全ての日本人の人生が無駄と言っているのに等しい。

  • 命に何の価値も見出さないこの特攻作戦???ぼけてんのか?命に代えても守らねばならない物が有ることに気づかない哀れな人間かしたり顔で文章書くな。

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