チャーリーがケリーさんの元までしっかりと歩いてきたのです。そこでチャーリーはすべての力を使い果たしました。式が終わるとチャーリーは動けなくなってしまいます。そこで、ケリーさんの妹のケイティさんがチャーリーを抱きかかえて運んであげました。
式が終わった後に、ケリーさんは大粒の涙をこぼしながら「よく頑張ったね」と声をかけてあげます。
結婚式の日から一週間後にチャーリーは安楽死させられることになりました。家の中で家族に見守られる中、安らかに息を引き取ったそうです。
結婚式を見届けたあとはまた発作がひどくなってしまったのです。まるで結婚式を見届けるために力が与えられたようでした。
安楽死
日本では自分のペットを安楽死させるということはめったに行われませんが、欧米ではほとんどのペットが安楽死という形でその生涯を閉じます。ペットの寿命がそう長くないと判断された場合は、自分のペットを安楽死させるのです。欧米では自分のペットと少しでも長く一緒にいたいからといって、寿命がすぐそこに来ているペットを無理に延命させることは倫理的に良いことと思われないようです。
日本ではむしろ安楽死をさせるほうが倫理的に良くないとされるケースが多いかもしれません。みなさんはどう思うでしょうか。しかし、これは文化の違いなのでどちらが正しく、どちらが間違っているとはっきり言える問題ではないかもしれません。
しかし、こんなにも強い犬がいたということはすべての人の胸を打つことでしょう。チャーリーが安らかに眠ることを祈ります。